SPECIAL スペシャル

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    <第3期>

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用語
説明

マイン作…

青色神官・青色巫女
貴族の家に生まれるも魔力量が少ないなどの理由で神殿に厄介払いされた者がほとんど。灰色神官や巫女に身の回りの世話をさせている。代わりに、神の恵みとして衣食住を分け与える義務がある。政変後、神殿にいた青色のおよそ半数は貴族不足を補うため貴族社会に還俗した。
青色神官見習い・青色巫女見習い
青色の中でも未成年の者のこと。
癒しの儀式
魔力が失われた土地に魔力を満たして癒す儀式。騎士団の要請によって行われる。儀式を執り行うのは青色神官、及び青色巫女。マインは圧倒的な魔力量で荒れた土地を癒し、その力を貴族たちに見せつけた。
色インク
絵本に色をつけるため、マインがインク工房のハイディと共に実験を繰り返して開発した。
エーレンフェスト
マインが住む街の名前。アウブ・エーレンフェストの領地で、領主の家名がそのまま街の名前になっている。街は城壁で囲まれ、街の外へ出入りするためには門を通る必要がある。神殿を間に挟んで北に貴族街、南に下町がある。
絵本
エーファが妊娠したため、お姉ちゃんらしいことをしたいマインが作った。赤ちゃん用の白黒絵本と子供用の聖典絵本がある。子供用聖典絵本はヴィルマがイラストを描き、自ら切り絵に加工した。この聖典絵本こそが、マインの念願だった「本」第一号である。
オトマール商会
商業ギルドのギルド長、グスタフの店。エーレンフェストと呼ばれるようになる前から食料品を扱う老舗。貴族街のある城への出入りを許されていて、ベンノが欲して止まない貴族とのつながりを持っている。
オルドナンツ
白い鳥の形をした通信用の魔術具。差出人が吹き込んだ言葉を、受取人の元で三回繰り返す。その後、魔石に戻る。
隠し部屋
貴族の魔力で作られた空間。神官長室の隠し部屋は一定以上の魔力がないと入れない。マインに貴族の言い回しが伝わらない時、フェルディナンドは隠し部屋で真意を伝える。マイン曰く「説教部屋」。
髪飾り
レース編みで作った髪飾り。トゥーリの洗礼式のために作った。トゥーリの髪飾りを見た商人たちは金になると確信し、髪飾り職人探しに躍起になるが、「見つからなかった」と後にベンノから聞かされる。
神々
大空を司る最高神(闇の神と光の女神)と、大地を司る五柱の大神(水の女神フリュートレーネ、火の神ライデンシャフト、風の女神シュツェーリア、土の女神ゲドゥルリーヒ、命の神エーヴィリーベ)から構成される。それぞれ眷属があり、混沌の女神など他の神もいる。
神の恵み
青色神官・巫女から側仕えに分け与えられる衣食住のこと。青色神官・巫女の義務。これにより、灰色神官・巫女は側仕えになると孤児院を出ることができる。マインはこれを知らず、ギルとの間に軋轢を生むことになる。
カトルカール
フリーダの家で作ったケーキ。砂糖とオーブンが使えることに感動したマインが、正確に分量を量らなくても作れることで選んだレシピ。後に、レシピを丸ごとフリーダに渡したことをベンノに怒られる。小麦粉、バター、砂糖、卵を同量混ぜて作る。パウンドケーキとも言う。
カルタ
聖典と神様がモチーフ。元々はマインがギルに字を覚えて欲しくて、ギルへのプレゼントとして作った。カルタを気に入ったベンノが権利を買い取る。
簡易ちゃんリンシャン
メリルの油と塩、匂い付けの薬草で作ったシャンプーの代用品。頭のかゆさが限界だったマインが作った。髪が艶々になる。ベンノがマインに興味を持つきっかけとなった物。
マインの髪を留めるための物。トゥーリが木を削って作ってくれた。最初、トゥーリの人形の足をかんざしに代用しようとして、トゥーリに泣かれかけた。
騎士団
領地の警備、領主一族の護衛、魔獣の討伐やトロンベ狩りが主な仕事。フェルディナンドは騎士団員でもあり、マインは「貴族の業務」と理解している。騎士団長はカルステッド。
騎獣
魔石を変化させた貴族の乗り物。生き物を模した彫刻のような見た目で、空を飛ぶことができる。フェルディナンドの騎獣は白い獅子。乗り心地はあまりよくない。
貴族院
貴族の子供が通う学校。魔力の制御の仕方や、魔術をいかに使うかを学ぶ。貴族院を卒業しなければ、一人前の貴族として認められない。
ギルべルタ商会
ベンノが店主を務める商店。主に服飾や装飾を扱う。植物から紙を作るというマインに興味を持ち、ルッツと一緒に商人見習いとして雇うことを決めた。客層は富裕層。最近、大店の仲間入りをした。
金属活字
活版印刷用の活字。文字の形を左右対称に浮き彫りにした文字の型で、ヨハンが成人になる際の課題として、マインが作製を依頼した。
契約魔術
魔力による契約。これにより契約者の同意なしに解約できなくなる。元々、横暴な貴族に対して拘束力を持たせるために作られた。特殊な契約用紙とインクを用いる。
孤児院
神殿の下町側に位置する。洗礼前の孤児から灰色神官・巫女までが暮らす居住区。貴族に仕えられるよう教育をする場でもある。神殿が金欠になると灰色神官達は貴族へ売りに出される。男子棟と女子棟に分かれている。マインが孤児院長に就任後、男子棟の地階は工房に、女子棟の地階は厨房になり、1階に洗礼式前の子供の部屋ができた。
市民権
エーレンフェストの街に住むことができる権利。洗礼式の際、神殿で町の人間として登録される。就職、結婚などにおいて市民権の有無で対応が変わる。旅商人など余所者が市民権を得るには、莫大な金がかかる。
収穫祭
秋に農村で行われる祭り。一年の収穫を祝って神々への感謝を捧げる。青色神官と徴税官が一組になり、10日ほどかけて手分けして各地を回る。
祝福
魔力を使って他者に神のご加護を祈ること。貴族間の初対面の挨拶では身分が下の者から上の者へ、貴族と平民の場合は魔力のある貴族から平民へ指輪で送る。ベンノに対してフェルディナンドは魔力の節約のため指輪ではなくシュタープで祝福を送った。
商業ギルド
店を開く時に必要な許可証を出したり、悪質な商売をしている店に罰を与えるのが主な仕事。商売に関係する者は全員登録が必要。また商業ギルドの許可なく店を開く店を開くことは出来ない。登録せずに商売をすると罰せられる。
植物紙
羊皮紙より製作費が安く抑えられるというマインの主張にベンノが興味を持ち、作れたら商人見習いにするという約束を取り付けてマインとルッツが作った。ベンノ曰く「実現したら市場がひっくり返る」。最初に作ったのはフォリン紙とトロンベ紙。作り方は和紙と同じ。
神殿
中央通りを北へ進んだ突き当りにある白い石造りの建物。礼拝室では洗礼式をはじめとする平民のための神事が行われる。孤児院、図書室、反省室などがあり、敷地の奥に貴族区域、その奥には貴族街がある。大通りからまっすぐいった所にある入り口は平民専用。
洗礼式
七歳を迎えた子供を祝う儀式。季節の初めの季節の日に行われる。子供たちは白い晴れ着を着て神殿に続く大通りを練り歩き、街中の人に祝福して貰う。洗礼を受けた子供は見習いとして働き始める。
側仕え
生活の世話をする者。神殿では青色神官や青色巫女に仕える直属の灰色神官、灰色巫女のこと。
タウの実
水風船のような半透明の赤い実。実は、トロンベの種。マインが持つと途端に魔力を吸って発芽した。
誓いの儀式
青の衣を受け取る際の儀式。本来は神殿長室の祭壇の前で行うが、威圧のせいで神殿長に嫌われたマインは神官長室で行うことになった。
通貨の種類
単位はリオン。小銅貨1枚=10リオン、小銅貨10枚=中銅貨1枚、中銅貨10枚=大銅貨1枚、大銅貨10枚=小銀貨1枚、小銀貨10枚=10万リオン=大銀貨1枚、大銀貨10枚=小金貨1枚、小金貨10枚=大金貨1枚。
盗聴防止(用)の魔術具
内緒話用の魔術具。この魔術具を握っている相手にしか声が聞こえなくなる。
トロンべ
芽吹くとあっという間に成長する魔木。マイン曰く「にょきにょっ木」。伸び始めた時に刈り取らないと周辺の土地の栄養が奪われる。平民の手に負えない場合は騎士団にトロンベ討伐を依頼する。
夏の館
領主から農村の管理を任されている貴族が、祈念式から収穫祭までの間に過ごす館のこと。冬には貴族街に戻り、一年間の報告や納税をする。
灰色神官・灰色巫女
神殿の孤児院から成人した孤児がなる。主に青色神官や巫女の側仕えとして働く。貴族はもちろん平民からも蔑まれる対象。青色神官の筆頭側仕えになる灰色神官や見目の良い灰色巫女は有能で、貴族にも高く売れる。
灰色神官見習い・灰色巫女見習い
神殿の孤児の中でも、洗礼後から成人前の子供のこと。側仕えになると衣食住を与えられ、孤児院と比べて格段に待遇が良くなるので、側仕えに召し上げられることは出世と考えられている。
青色神官や貴族をもてなすことに特化した灰色巫女のこと。見目美しい灰色巫女だけが「花」に選ばれる。デリアの目標。
パルゥ
冬の間にしか現れない魔木。パルゥの実はよく晴れた朝にしか採ることができない。樹液はココナッツミルクのようにとろりとして甘い。貴重な冬の甘味。油は食用にもランプにも使える。搾りかすは鳥の餌にする。
パルゥケーキ
鳥の餌にしていたパルゥの搾りかすで作る。おからに似たパルゥの搾りかすに果汁、卵、牛乳を混ぜてバターを溶かした鉄板で焼いて作る簡単ホットケーキ。ルッツやラルフ、兄たちの胃袋を満たした。
ピザ
マインが孤児院長室の厨房で初めて作らせた料理。イタリアンレストランのメニューとして使えるかベンノに尋ねた。
フェシュピール
見た目はバンドゥーラに似ている楽器。フェルディナンド曰く、「フェシュピールは全ての音が詰まった楽器」。
豚肉加工の日
長い冬に備え、街のみんなで豚を解体して塩漬けや燻製、ベーコン、ポットミール、ソーセージなどを作る日。トゥーリ曰く「ちょっとしたお祭り」。農村で行われる。解体作業に参加しないと肉は貰えない。
冬の手仕事
冬の間におこなう家での内職。エーファは服作り、トゥーリは籠作り。麗乃時代のおかんアートで新聞の折り込み広告で作る籠作りをしたことがあるマインは独自の工夫を凝らしたトートバッグを作る。後にベンノに「あれもお前の仕業か」と驚かれた。
冬の館
いくつかの農村の農民たちが集まって、冬を過ごすための館。各地にあり、祈念式においては青色神官が巡って聖杯に魔力を満たす儀式を行なう。
奉納式
神殿にあるすべての神具に魔力を満たす冬の儀式。小聖杯を魔力で満たし、その小聖杯を春の祈念式で領地に配る。
星祭り
星結びの儀式の日に下町で行われるお祭り。新郎新婦にタウの実をぶつけ、新郎は新婦を守りながら新居に走り込む習わし。
マイン工房
ギルベルタ商会の商人見習いを辞めざるを得なくなったマインが、引き続き紙作りをするためにギルベルタ商会と専属契約を結んで立ち上げた工房。マインにとって大事な収入源。
マイン工房孤児院支店
「食べるものがないなら森に行って採ってくればいい」というルッツの言葉をきっかけに、孤児たちの自立を目的に整備された。孤児たちは全員工房で紙作りを手伝うようになる。
魔術具
体の中に溜まった魔力を吸収できる。魔術具に魔力を移すことで魔力を自分の力で制御できる状態にする。魔術具は貴族のもので、壊れかけの中古品でも平民にとっては物凄く高価。
魔力の奉納
神具に魔力を込めること。マイン曰く「体内の熱が掃除機で吸われていくような感触」。奉納する魔力量によって小魔石の色が変わる。マインはかなり多い方。
身食い兵
身食いを兵士としたもの。身食いを買い取った貴族によって、使い捨ての駒のようにして利用されることもある。貴族と契約を交わすと指輪を与えられるため、魔力を扱う攻撃ができる。
身食い
魔力を宿して生まれた平民のこと。体内に溜まった魔力が許容量を超えると体調に異変が生じる。生きるためには平民にとっては非常に高価な魔術具が必要。貴族が自身と契約した身食いを、身食い兵として利用することもある。
水の女神
貴族特有の婉曲表現では、「想い人、恋人、心を動かす者」という意味になる。
メリル
アボカドに似た木の実。緑色の油が採れる。採れた油は簡易ちゃんリンシャンに使用する。

本好きの下剋上
~アニメを楽しむためにはインタビューしないといけません~

第一章

――本を偏愛する大学生・本須麗乃が本が貴重な世界に転生、マインとして本作りに奮闘する日々が描かれる本作ですが、作品をご覧になった第一印象についてお聞かせください。

井口裕香(以下、井口):最初はマインの転生物語だと思って手を付けましたが、ただ転生して新しい世界で奮闘するだけではなく、ファンタジー要素も盛り込まれた物語であることに驚きました。
そんな本が貴重な世界で、本がないと生きていけないくらい本好きな麗乃が、マインとして自分の想いに正直に生き、奮闘する姿がとても印象的で。命を懸けられる何かがある人は、こんなにもパワフルなんだなと思いながら読み進めていきました。

速水奨(以下、速水):ライトノベルの括りだと伺って読み始めましたが、かなりヘビーな物語でした。読み進めていくに従って、転生後の世界がリアルに構築されていることを実感しますし、自分がエーレンフェストの街にいるような感覚に陥り、物語の中に没頭できるような印象を受けました。
その中で、もはや“本好き”という枠に収まらないほど、本に対して熱意を持った麗乃がマインとしてこの世界にやって来て、彼女流のやり方で世の中をかき乱していきます。ゆくゆくはエーレンフェストの街だけでなく、ユルゲンシュミットという国をも揺るがすようになりますが、その過程でマインが人間として成長していく姿や、壁を乗り越えることで広がっていく波紋は、読んでいて非常に心地よかったです。また、そこで登場する決して一筋縄ではいかない人物たちと関わっていく構図も面白く感じました。

――転生前の知識で難なく壁を乗り越えるのではなく、地道なトライアンドエラーで一歩ずつ進んでいく過程は魅力的ですよね。そんな本作で井口さんは、主人公のマインを演じられます。

井口:見た目こそ幼女のマインですが、心や頭脳自体は麗乃なので年齢のわりに落ち着いていて、そのギャップが印象的でした。虚弱な身体に転生してしまいましたが、精神的にはとても強く、本に懸ける想いは驚くほどに情熱的で。まさに“死んでもいいから本が読みたい!”と魂を燃やしながら生きているようで、その情熱を原動力にして前進するキャラクターだと思いました。
作中では、麗乃として生きていた頃の知識をフル活用して、マインの世界で本を作るために紙を作り始めるところからスタートします。そこで奮闘する姿や、好きなもののために一直線なところは彼女の魅力だと思います。好奇心旺盛かつ、本のことになると自分でも止められないほどの熱量で、初めて見たときに感じた“ツヤっとした青髪の可愛い女の子”という印象から、私の中で大きく変化したキャラクターです。

――速水さん演じるフェルディナンドは、マインの庇護者兼教育係という役割を担っています。

速水:フェルディナンドは神官長という立場もあり、本来であればマインと出会うことのない身分の人間だと思います。ですが、本作りに全力を尽くすマインという渦の中に、フェルディナンドが巻き込まれていったような気がしていて。それがきっかけになり、色々な化学反応が起きて世の中が大きく変わっていきます。主に麗乃の本好きが原因になっていて、彼としてはいい迷惑だと思うところがあるかもしれませんが(笑)。
また、フェルディナンドは一見するとクールな青年ですが、芸術にも造詣が深かったりと内側には色々な想いを秘めていて、登場人物の中でも人間性が豊かなタイプなのではないかと思います。そんな彼だからこそマインと交流ができる。フェルディナンドがいたからこそマインは歩みを進められるし、マインがいたからこそフェルディナンドは人間として成長することができるのだと感じます。

本好きの下剋上
~アニメを楽しむためにはインタビューしないといけません~

第二章

――キャラクターを演じられるにあたって、役作りはどのように取り組まれたのでしょうか。

井口:マインは麗乃としての20代の感覚もある子なので、見た目の年齢ほど幼く演じるのではなく、俯瞰で物事を見ることができる冷静さは意識しました。……先ほどからお話している通り冷静になれないところもありますが(笑)。実際に監督や先生からも、マインを演じる上で幼さは意識せず子供っぽく作り過ぎないようにとご説明いただいたので、ただの子供ではないという点を意識して演じました。
また、序盤は彼女のモノローグがとても多いので、相手に向けて喋っているセリフと、彼女の中で渦巻いている心の声、この違いを視聴者の方に上手く伝えるためにはどうすればいいのかは試行錯誤しました。

――なるほど。一人二役とまではいかないものの、麗乃とマインのギャップはネックになりそうですね。

井口:演じていて楽しいところではありますが、難しいポイントでもあって。ただ、大好きな本への誠実な気持ちや、本作りという揺るがない目的に突き進む性格が指針になり、演じる上で迷うことは多くなかったように思います。目的に対して一直線に奮闘する姿は、個人的に共感できる部分があったので、大きく役を作るというよりは、心のままに演じられた気がしますね。

――ちなみに、その似ているところは?

井口:この前、奨さんにも意外だと言われましたが、マインのように生きていく上であまり器用になりふり構っては生きていけない、好きなものために一直線に生きてしまうタイプなんです。言葉を選ばずに言うなら……欲のために生きている(笑)。

一同:(笑)。

井口:そんなところは麗乃と似ているのかなと思います(笑)。

――速水さんはいかがでしょうか。

速水:実はフェルディナンドは、僕が昔から演じてきたタイプのキャラクターなんですよね(笑)。でも、昔から演じているからこそ、今の僕がそういった役に挑戦したらどうなるんだろう、という楽しみがあります。
また、彼は20歳ですが年齢感はあまり意識せずに、貴族や神官長といった立場から隙のない人物として完成度高く演じるよう心がけています。そんな彼がマインと出会うことでどのように変わっていくのか。彼の中に生じる変化を楽しむために、冒頭からピシッと演じることを念頭に置いて臨みました。
ちなみに僕のスタイルとして、フェルディナンドのような役を演じるときは、マイクに立つ寸前に他の情報を入れないように集中しているんです。そこで生じるピュアさを役に反映できればと考えていて。

――演じる前はその役のことだけを考えてスイッチを切り替えていくと。

速水:そうですね。きっちりとスイッチを入れるようにしています。なるべく雑念を追い払いながら(笑)。

――雑念なんてそうそう現場に渦巻いていないのでは?(笑)

速水:いやいや、渦巻いてますよ!(笑)

井口:私をはじめ他のキャストもたくさん喋ってますしね(笑)。

速水:それにゆで卵の臭いがね(笑)。

――ゆで卵?

井口:はい(笑)。朝からの収録現場なのですが、たまたまお昼ご飯にゆで卵を持ってくる人が何人かいて、そこで「あのゆで卵が美味しい」という情報共有をしつつ、みんなで休憩時間にペキペキと殻を剥いていて……。

速水:やっぱり卵の臭いって結構するじゃないですか。

井口:だから(ベンノ役の)子安武人さんに「卵臭い」と笑いながら言われたり(笑)。

――みなさんがゆで卵を剥いている現場なんて初めて聞きました(笑)。

速水:なかなかないですよね、板東英二さんじゃないんだから(笑)。

井口:本当に!(笑) でも美味しいんですよね~

速水:ゆで卵なんてそんなに食べられる?

井口:もう無限に食べられますよ!

速水:えぇ~? そう言えば昔は駅に売ってたけど今でも売ってるの?

井口:売ってます! 時間がないときは駅で買ったりします。

速水:じゃあ冷凍みかんは今でも売ってるの?

井口:冷凍みかんはあまり見かけないですね……。

速水:そっか……。

――とても美味しそうな現場で何よりです(笑)。

速水:毎回差し入れをいただいて、美味しいお菓子がたくさんある現場なんですよ。

井口:先生やスタッフさんが持ってきてくださったりするんです。あとは週末にイベントに参加された方が、お土産で現場に持ってきてくださったりとおやつが多い現場で、誰が先に手を付けるかという駆け引きがあったり……まぁだいたい私なんですけど(笑)。そんな風に、みんなでおやつを食べたりコーヒー飲みながら楽しく収録は進んでいます。

――そう言えば、TwitterやInstagramにもアップされていましたが、キャストのみなさんでバーベキューにも行かれたんですよね。

井口:行きました! 楽しかったです!

――ご飯に行くときとかは誰が率先して呼びかけるんですか?

井口:そのときはむっちゃん(ルッツ役の田村睦心)がまとめてくれたんです。

速水:そうだね。なんでバーベキューに行く話になったんだっけ?

井口:(ギュンター役の)小山剛志さんが、裸になりたいって言った話から始まったんですよ。

――裸になりたい?(笑)

井口:小山さんが夏だから夏を感じたい、川とか海に行って裸になりたい……みたいな話をしていたんです。でも、さすがに川で準備するのも大変じゃないですか。

速水:屋形船の案も挙がったんだけど船だと遅れてきたら乗れないし、じゃあバーベキューでいいんじゃないかって流れになったんだよね。

井口:ただ、バーベキュー場に行っても16時現場の人が戻ってこれなくて大変なので、都心でバーベキューできるお店に行くことになったんです。だからきっかけは夏を感じたいと言う小山さんと、バーベキューを提案した奨さんの鶴の一声、それをまとめてくれるむっちゃんに、みんなが行く行く~と乗っかった結果ですね! まぁ脱ぎたいと言っていたのはひとりだけでしたけど(笑)。

本好きの下剋上
~アニメを楽しむためにはインタビューしないといけません~

第三章

――本がテーマになっている本作にちなんで、おふたりがこれまで読んできた本の中で感銘を受けた作品や、人におすすめしたい作品をお聞かせください。

速水:感銘を受けた本は本当に多くて悩みますが、僕が朗読の活動をする中でライフワークとして読んでいるのは、夢枕獏さんの『陰陽師』というシリーズです。こちらは本当に面白くてですね。舞台は平安時代、主役の安倍晴明と源博雅の前に色々なあやかしが現れて物語が展開していくのですが、作中で描かれる空気感や人間の情念が明確に表れている作品で、おすすめのシリーズです。

井口:奨さんのお声で読まれたらとても素敵になりそうですね!

速水:あとは、国語の教科書にも載ってる川端康成の『雪国』。最後まで読まれた人って意外と少ないんですよね。10月に仕事で『雪国』を朗読をすることになり、資料で本が送られてきて「今さら『雪国』なんて……」と思いながら読んでみたんですけど、これが面白いんですよ!

井口:どんなお話なんですか?

速水:雪国を訪れたお金を持っている東京の男と、そこにいる芸者さんとの色恋のお話というちょっとだらしない話なんだけど、文学に昇華されている景色や人間の心理描写が難しい言葉ではなくて、スッと入ってくるところが本当に素晴らしいと思ったんだよね。

井口:しっかり本を読んでいる方の意見だ……(小声)。

――井口さんは?

井口:私は全然……マインはすごいなぁと思いながら原作を読み進めていました(笑)。でも、今までのお話を聞いてハッと思い出したのが『ぼくの地球を守って』という漫画なんですが、本当に大好きで。姉がアニメも漫画もドラマCDも全部持っていたので触れましたが、本当に感銘を受けました。アニメには奨さんも出演されているんですが、あの作品も転生と言ったら転生ですよね。

速水:あの話はすごいよね、とても面白かった。それに社会現象にもなったよね。

井口:「私も生まれ変わりです!」と言っている人が雑誌に投稿することもあって(笑)。あの作品で得た知識も感情もありますし、当時姉と一緒に「カッコ良い!」と言っていたシオン役の速水さんとこうしてお仕事できていることも本当にすごいことだと思うので、私は『ぼくの地球を守って』を挙げたいと思います。

――ありがとうございます。では最後になりますが、放送を楽しみにしている方へ向けてメッセージをお願いします。

井口:原作を読んでいる方ならご存知の通り本当に壮大な物語で、読めば読むほど、先に進めば進むほど盛り上がっていく作品です。第1話はほとんどマインしか喋らないのですが、「なんだよフェルディナンド様が大して出てこないじゃないか」と1話切りをせずに、ぜひ第2,3話と観ていただければなと(笑)。
また、ただ転生するお話ではなく、異世界で何度も失敗しながらも本作りに向けて頑張っていく姿、そこで築き上げられていく人々との関係性や絆が見どころです。家族みんなで楽しめる内容なので、小さいお子さんから大きなお友達まで、ぜひ毎話じっくりと楽しんでください。そして、自分自身の中で、これがないと生きていけないものってなんだろうと、思い返しながら観ていただきたいと思います。

速水:この物語について色々と考えましたが、家族の愛という点がひとつのテーマだと感じました。マインの家族はもちろん、実はフェルディナンドにも裏にそういったお話があって。そんな家族愛の要素も含んで構成されているストーリーなので、寂しいときや疲れたときにこの物語世界に触れることで、心が豊かになったり感情を和らげることができると思います。ぜひ、毎話ごとに愛を味わっていただきたいです。

アニメ『本好きの下剋上』
第3期クライマックス目前
キャストインタビュー
井口裕香(マイン役)×速水奨(フェルディナンド役)

――3期の収録で、心がけていたことは?

速水:やはり2期までと比べると、マインとフェルディナンドとの関係性は少しずつ近くなっているんですけど……僕は個人的にはマインを愛おしいと思っているんですけど(笑)、フェルディナンドとしてはそんな感情はまだないんですよね。だから3期のドラマ展開を踏まえて、「暴走しがちなマインをちゃんと庇護して守らなければならない」という、現時点での立ち位置を確認して収録に臨みました。

――フェルディナンドも、少しずつですが人間味が増している気がします。

速水:そうですね。多分、最初の頃の神官長という立場だったら見向きもしなかったようなことに対しても、ちゃんと見極めた上でマインに的確に指示を出すようになった気がします。

――井口さんはいかがですか?

井口:3期ではマインの心の成長が描かれるので、そこを演じることができるのと、何よりその成長を映像で観られるのが楽しみでした。これまで家族やフェルディナンドたちと培ってきた絆や関係性を改めて考えさせられるような描写も多いですし、マインによって印刷技術が発展していく様も含めて物語も大きく動くので、「大変だろうけど、楽しみだな」という気持ちで臨みましたね。
でも気合を入れて収録に臨んだら、最初は「フェルディナンドとの距離感がちょっと近過ぎる」って言われたんです(笑)。オーディオブックで物語の少し先まで演じさせて頂いたり、ドラマCDではかなり先の貴族院での物語を演じさせて頂いたので……。

速水:3期の前に、物語のもっと先まで演じてしまったからだね(笑)。

井口:そうなんです。さっき奨さんが仰っていたように、まだ3期の時点ではフェルディナンドもある意味仕事としてマインの面倒を見ているし、マインも完全に気を許しているわけではないので。だから「ああそうだ、まだこの段階は青色巫女時代なんだ」って、慌てて戻しました(笑)。

――お互いが演じるキャラクターの魅力について、お聞かせ下さい。

井口:「ギュってして下さい」というマインの言葉に対しても、最初の頃は「こ、こうか……?」と不器用に応じていたのに、最近は「こうすると落ち着くのだろう?」と自ら進んでフォローしていますし。フェルディナンドとしては、当初は効率を考えて義務的な気持ちでやっていたのかも知れませんけど、マインが感じる温かさはそれを超えているでしょうし……きっとフェルディナンド自身も気付かない内に少しずつマインに心を溶かされて、今後ドンドン距離が近くなっていくと思うんですよね。
フェルディナンドは心の奥底には熱い気持ちを持っていて、でも過去の経験や貴族という身分から自分の感情を抑えるようにしている。だから一見とてもクールなんですけど、「でもやっぱり人間なんだな」という一面が、3期では垣間見えるんです。そのチラッと見える人間らしさが、可愛くて仕方ない(笑)。

速水:ああ、それは分かる(笑)。

井口:守ってもらっている存在だけど、守ってあげたくなる瞬間があるというか。

――フェルディナンドは非常に有能ですが、対人関係など不器用な面もありますよね。

井口:でもその不器用さが、また可愛いというか(笑)。

――デフォルメ時も、声のトーンは一切変わらないですし。

速水:そうですね(笑)、スタッフからも「変えないで欲しい」と言われていますし、SD状態のときも演技は全く変えていません。

井口:ブレないところが、また良いんですよ。

――一方速水さんから見て、マインというキャラクターはどんな印象ですか?

速水:マインって、2期までは頑張り過ぎて熱を出して倒れるということをずっと繰り返していて、でもその中でそれまでこの世界には存在しなかったものを……無から有を次々と生み出して、3期ではとうとう印刷機まで作ってしまった。その流れの中で、フェルディナンドとマインの間で「本が普及していくと、世界はどうなるのか」という会話が交わされるシーンもあって、「庶民が政府を倒した例もある」みたいな話も出てきて。その危険性を危惧して、フェルディナンドは今後2年間は大人しくするようマインに告げるんですけど……マインの中には社会全体を大きく変えてしまうほどの知識があって、それを具現化するためにエネルギーの全てを費やしている。その全ての大本に「本を読みたい」という強い願望があるんですけど、3期ではそれに加えて「家族との愛」がクローズアップされて、マインは厳しい決断を迫られることになるんですよね。
そういう成長も含めて、個人的にはマインを見守る「子育て日記」を読んでいるような気持ちになるんです。手が掛かる子供みたいで、でもだからこそ愛しい存在……という感じですね。

――フェルディナンド本人も、同じような気持ちなんでしょうね。

速水:この時代の文化として、マインをヒョイと抱え上げたりするのは貴族にあるまじき行為だと思うんですよ。そういう周りが見たらビックリするであろうことを平気でできるのも、すでに2人の間に特別な関係性があるからでしょうね。

――マインとフェルディナンド以外で、お2人が気になるキャラクターは?

井口:うーん、いっぱいいて難しい……。

速水:トゥーリは可愛いよね。

井口:天使ですねー。

速水:トゥーリには、本当に幸せになって欲しい(笑)。

井口:ですね。

速水:あとはディルクも可愛いし……。

井口:私はやっぱり、3期から登場したジルヴェスターが気になります。

速水:ジルヴェスターは演出も含めて、ちょっとズルいよね。あれはもう、絶対人気出ますよ。

井口:井上和彦さんの声も素敵ですし。

速水:一番人気になるかも知れない。

井口:1位はフェルディナンドですよ(笑)!そこは譲れないですけど、その絶対的な人気を脅かすような頼りがいのあるキャラクターが、ようやく出てきたなと思いますね。
井上さんの演じるジルヴェスターは、ドラマCDの方で声だけはすでに聴いていたのですが、アニメとはまた違うんですよね。「ぷひっと鳴け」というセリフも含めて、心奪われますね(笑)。

速水:あとは、音楽アイドル・ロジーナちゃん。

井口:ロジーナちゃんお好きなんですね、意外です。

速水:「音楽だけ弾いていられれば幸せ」と思っている感じが、何か好きなんですよね(笑)。

井口:神殿の中だと、私はデリアが好きなんです。もしも現実で近くにいたら価値観が違い過ぎて、仲良くなるのはなかなか難しい気もしますけど。

――彼女の価値観は、あの世界では割と普通なのかも知れませんね。

速水:そうですね。シキコーザなんかも、もしかしたらあの世界の貴族としては一般的な価値観の持ち主なのかも知れない。

井口:嫌な奴でしたけど、そうかも知れないですね。そういう意味ではデリアも根は悪い子じゃないですし、本当に周りの環境が悪かっただけなんだと思います。すごく愛に飢えている真っ直ぐな子ですから、ディルクという大切な存在ができて本当に良かったと思いますし。マインから色んなことを学んだと思うんですけども、逆にマインも彼女から学ぶことが多くて、だから出会えて良かったなと思いますね。

――フェルディナンドはもちろん、ルッツも女子人気が高そうですね。

井口:大人のキャラだとベンノさんやギュンター、マルクさんも素敵ですよね。ギルも可愛いですし。

速水:ダームエルも良いよね。

井口:あの頑張っている姿が。

速水:一度地に堕ちた男ですから同情しますし、だからこそ頑張って欲しい。男性から見ても、カッコ良いなと思いますね。

井口:不遇な状況にも腐らない、素敵な人です。

――いよいよ3期もクライマックス目前ですが、おすすめの見どころは?

速水:一番語りたい部分は完全にネタバレなので(笑)、それ以外だと……やっぱり、人間の一番嫌な部分が濃縮されたベーゼヴァンス神殿長の表情でしょうか。こういったアニメであそこまで悪代官っぽいキャラクターはなかなかいないと思いますし、彼とビンデバルト伯爵の下衆コンビは、特に大人には楽しんで観て頂けると思います。

――井口さんは?

井口:そうですね……マインはこれまで色んな人とぶつかりながら、その度に和解したり壁を乗り越えたりして来ましたけど、今回は「どうやっても分かり合えない、和解できない」という人たちと対峙することになります。そこをどう乗り越えるのかという、マインの成長していく姿は見どころだと思いますね。
何だか良く分からないまま貰っていたジルヴェスターさんのお守りにも、ちゃんと意味がありますし……家族との絆はもちろん、これまで出会った人たちとの絆やそれぞれの想いがきちんと実を結んで、その力を借りて一歩前に踏み出すマインの凛々しい姿を、しっかりと見届けて欲しいです。

――表情の変化や日常芝居などについては特に丁寧に描かれた作品だと思うのですが、アフレコについてはいかがですか?

速水:セリフの間やタイミングも、キャラクターや芝居に合わせてしっかりと考えられている作品だと思います。

井口:だから、毎回すんなり演じることができるんですよね。

速水:口パクの動きが変に長かったりというようなこともないから、演じていて違和感がない。

井口:アフレコで言えば……コロナ禍以後は密を避けるために分散収録が多くなったんですけど、3期のクライマックスは掛け合いが多いので、フェルディナンド役の速水さんはもちろん、ジルヴェスター役の井上和彦さん、神殿長役の星野充昭さん、ビンデバルト伯爵役の茶風林さんと一緒に、最大3~4人で収録させて頂いたんです。これだけの大先輩に囲まれて収録する機会もそうはないので、「これは贅沢な現場だな」と改めて思いましたね。
皆さん本当に私の手を引いて下さるように、気持ちの良い掛け合いをして下さるんです。そのおかげで、感情面だけでなく技術的にも自分の実力以上のものを、自然と出せるような空気を作って頂きました。

速水:演技って、そういうところがありますよね。やはりお互いの呼吸によるものですから、語尾などで相手の感情の動きがきちんと感じ取れると、それだけでこちらの演技も全然違うものになる。

井口:本当にすごく変わるんですよね。だからいつも以上に研ぎ澄まされた気持ちでマイクの前に立つことができましたし、自分の思っていた声よりも格段に良いリアクションができたり……本当に貴重な経験になりましたし、学ぶことの多い現場でした。

――その他、収録現場などでの思い出は?

井口:1期のときはゆで卵が流行って、キャストがみんな現場にゆで卵を持ってきて、一緒に食べたりしてましたね(笑)。

速水:バーベキューにも行ったね。

井口:2期の終わり頃に、メインキャストの5~6人で行きましたね。また落ち着いたら……4期がスタートした暁には、またみんなで行きたいです(笑)。

――では最後に、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

速水:本当に壮大なドラマですし、個人的に先の展開が知りたくて原作小説も読んでいるんですけど(笑)、ファンタジーなのに読めば読むほどリアルに感じるんですよね。本当に自分が異世界にいるような感覚を味わえますし、同時にマインが次に何を創り出すのかという期待とワクワク感もあり、それでいてこの先マインはどうなるのかという、ドラマチックな展開を予感させるストーリーも楽しめる。ですからアニメも4期以降へ続いて欲しいですし、この先の物語を僕もファンの皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思っています。実は先日、ウイスキーを飲みながら1期を観直し始めたら、面白くて止まらなくなってしまいましたし(笑)。
実際どんな方でも楽しめるドラマになっていると思いますので、ぜひ周りの方にもお勧め頂いて、老若男女問わず観て頂けたらと思います。

井口:本当に世代に関係なく楽しめる作品ですよね。お子さんならマインに感情移入して、大人であればそれこそフェルディナンドの目線で楽しむこともできるし、マインの視点からより俯瞰で観て楽しむこともできるでしょうし。
だからお子さんがいらっしゃる方は、ぜひ一緒に観て頂きたいんですよね。絵は子供にも見やすいものになっていますけど、物語はとても骨太ですし……特に3期のラストはきっと皆さん泣いてしまうと思いますので、ハンカチを用意して臨んでいただきたいと思います。
また、原作小説はこの先が本当に盛り沢山なので、アニメも4期5期と続くことを願っています……。

速水:物語的には、ここからがいよいよ本編だからね(笑)。

井口:そうなんですよ、ホントに(笑)!ドラマCDでも充分楽しめるんですけど、やっぱり映像で観たいんですよね。

速水:最後まで描くとしたら、何期まで続けなきゃいけないの?

井口:何期かなあ……10期?

速水:ぜひ最後まで行って欲しいね(笑)。

井口:マインの発明とベンノさんたちの協力でこの世界の歴史も動いていきますし、ジルヴェスターやフェルディナンドの勇ましいシーンが観れるのも、この先なんです!ですから、まずは3期を楽しんで頂いた上で原作小説も読んで、予習を済ませておいて欲しい(笑)。その上でまたマインとフェルディナンドとして、皆さんとお会いできたら嬉しいです。

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